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数年前に、地球から『ゲート』と呼ばれるもので『ファルネース』に飛ばされてしまった里見と槍真。
『ファルネース』という世界は、『マナ』と呼ばれるエネルギー要素があり、
これが形を変えいろいろなものに作用していると考えられている。
また、地球人はそれなりに飛ばされて(いわゆる神隠しの一種とされている)、今では大して珍しくもない。
二人は、最初現状把握に苦しんだが今はそれを受け入れ地球に戻る手段を模索している。
また、『クオラ』という調査団に入りながら収入を得て生活をしている。
『クオラ』とは、表向きは先進国から資金援助を受けて、
発展途上国支援や自然保護活動、地理調査などをしているようだが、
裏では『マナ』による大量破壊兵器などを開発したり、
『カオス』の異常な魔力の強さに注目しそれに関する実験を多々行ってるなど、黒い一面があるようだ。
そういう『裏クオラ』は極一部の人しか知らない。
(里見と槍真が飛ばされてきたゲートもこの『クオラ』の『ゲート』の開発による巻き込みである。)

地球から飛ばされてくる、いわゆる『ヒュマン』は大抵『ファルネース』の
特異物質『マナ』に影響され個人差はあるが、身体能力があがるようだ。
『クオラ』の上層部も『ヒュマン』で構成されている。


そんな中、ある不思議な少女、サラと出会う。
彼女の詳細は一切不明。彼女自身もある時期以前の記憶がないという。
そして里見・槍真とサラが出会ってから不審な事件が多々起こるようになった・・・。